マヤラン

chieko

2013年09月21日 22:07

玉川上水で、台風に吹き飛ばされた青いどんぐりにカメラを向けていたら、
かわいい犬と散歩しているおばさんに「写真撮ってるの?」と声をかけられました。

「今絶滅危惧種のランがさいているわよ、その辺に。行ってみる?」
一緒に歩いていくと、ちょっと先に咲いてました!
「マヤランていって、兵庫県のマヤで発見されたそうよ。」
そう言っておばさんは3か所ほどでマヤランを見つけてくれて、
「じゃあね~!」と犬と共に去って行きました。

たしか以前も同じようなことがありましたっけ。
春、キンランが咲いていると教えてくれたおじさん。
その時はキンランは見つからず、「盗掘されたに違いない」ということになったのですが。

キンランもマヤランも周りの菌類に依存して生きているため、掘り起こして持ち帰っても栽培は困難。
だから自然に咲いた時に楽しもうね!と思っている人たちがたくさんいて、さりげなくその教えが道行く人に伝えられていく。
ここがほっとするのは、そういう気持ちのつながりもあるからかもしれません。





*なるほどマヤランの共生菌
http://www.kahaku.go.jp/research/researcher/my_research/botany/yukawa/index.html

「マヤランは、ベニタケ科などのキノコなしでは生きていけない」
「ベニタケ科などのキノコは、特定の種類の木なしでは生きていけない」
つまり「マヤランは、特定の種類の木なしでは生きていけない」

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