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Posted by たまりば運営事務局 at

TOKYO WOOD FORUMで東京の森を考える

2012年02月27日

日曜日、TOKYO WOOD FORUMに行ってまいりました。


間伐材を含む多摩産材をいかに活用するか?
多摩産材を使って魅力的な商品をつくり、山の木々と山仕事をする人たちにまで利益が循環し、木と人の持続可能な関係をつくっていくために何ができるのか。セッションを通して具体的なプロジェクトをみんなで考えるという場です。

先々週末にくぬぎ山の手入れに行き、東京周辺の森林に関心が向いていたところ、
先週末のソーシャルキャピタルカフェ2の後、多摩コミュニティビジネスフォーラム分科会のご案内にピンと来てしまったのでした。

開催場所である三鷹市のあきゅらいず美養品さんの森の食堂は、木のぬくもりに包まれたこのイベントにぴったりの会場でした。

はじめに、森の再生塾代表の安田知代さんから、東京の森の戦後史~現状のお話。
大量伐採の後大量に植樹したものの、高度成長期に手入れがいき届かず、林業者の減少・高齢化によってますます手入れが困難になり、森林が危機的状況にあることを共有しました。

続いて、5人の林業関係者の方たちから、問題解決となるプロジェクトのプレゼンテーション。
参加者は興味のあるプロジェクトに参加して、++セッションの方法で具体的な中身を考えていきます。

私は、東京で数少ない製材所を営む沖倉さん提案の、多摩の木ムダなくプロジェクトに参加しました。
木の皮に近い部分は需要が少なく、製材によって大量に出る端材を内装や家具に使うなどして無駄なく利用したい、木の良さ、尊さを伝えたいという言葉に惹かれたからです。

どんなプロジェクトにしたらよいか、各自が付箋に書き出し、グループ全員のアイデアを合わせてひとつにまとめていきます。端材を利用し、おもちゃやおみやげなどの小物を作るという案。子どもたちが木に触れてモノを作る場を作ることで多摩産材の良さを子どもたちに伝え、未来につなげるという案。保育園や高齢者向けの施設などに使用し、木のぬくもりのある癒しの空間を作るという案。様々な案が出ましたが、一番おもしろそう!ということで選んだのが、ミシュランの三ツ星レストランで使ってもらおうという「東京WOOD三ツ星プロジェクト」

ここでグループごとのプロジェクトを発表し、さらに内容を深めて、今度はチラシ作りです。

内装のほかに器や箸も東京WOODにしたり、東京産の食材を使った料理を出したり、木のおみやげを販売したりと、トータルに東京の森を感じ味わえるレストランにして、東京WOODをブランド化していこう。そんな素敵なプロジェクトが立ち上がりました☆☆☆

他のグループからも、プレゼント・ツリーを育てる企画や東京WOODで作る家など、魅力的なプロジェクトがたくさん出てきました。身近な東京の森の存在に気づき、そこから伐り出される木の良さを知り、少しずつでも暮らしに取り入れる人が増えていけば、東京の森も、そして東京の住民ももっと元気になれるにちがいありません。  


  • Posted by chieko at 14:58Comments(2)雑木林・東京WOOD

    ソーシャルキャピタルCAFE2での気づき

    2012年02月21日

    日曜日に嘉悦大学で開催されたソーシャルキャピタルCAFE2

    映画「商店街な人」では、蒲田は羽田に近いことから、まちからそのまま世界につながっていこうという発想にワクワク。
    小平も大学が多く、留学生もたくさんいそうですから、意外と世界につながっていけるのでは?と思ったりしました。

    ワップフィルムの高橋和勧さん、菊池真紀子さん、Mystyle@こだいらの竹内千寿恵さん、ほか参加者を交えてのトークライブもとても楽しかったです。


    ワールドカフェ「もし映画を作るチャンスがあったら、どんな映画を作りたい?」では「平成田無保谷合戦」グループに参加しました。
    「10年前に合併してから、お互いの関係はどうなのか?」という視点で、今の西東京について自由に語り合いました。

    私も実家が西東京にあり、15年ほど住んでいましたが、子どものころも学生のころも「わがまちがどうこう」とあまり考えなかったように思います。どちらかというと、まちには無関心。ですから、合併をするときにまだ住んでいたとしても、あまり気にしなかったように思うのです。

    けれども皆さんと話をしているうちに、古くから住んでいる農家の方や、商売をしている方、スポーツなどの団体に所属している方、そしてやはり行政の方は「わがまち」意識が強く、合併することで明らかになる「違い」にさまざまな思いが出てくる・・・ということに気づかされました。

    そこで、お互いが本気になって競い合う「合戦」をすれば、動きが起きてまとまっていける、あるいはそうでなくても何か良い方向に進めるのではないか・・・そのためには、案外外からふらっと来た人がキーパーソンになって、かきまぜられて・・・というような話に。

    外から来た人が・・・というのはまさにワップフィルムの高橋監督もそうです。
    「変化を起こすのはよそ者、若者、バカ者」というアレです。

    また、まち対抗で本気で競い合うすばらしさは、先日見た映画「ふるさとがえり」にも描かれていました。そしてこの映画も、合併してできたまちがひとつになるために地域に取材して作られた映画でした。

    さて、合戦の内容は奇想天外な方向に進み、「これはアニメでCGじゃないと・・・」というような面白い話になりました。

    しかし、あまりアイデアがあっちこっちに行きすぎて、発表ではまとめきれず、あの楽しさをお伝えできなかったことは残念です。でもとても勉強になりました。

    同じチームメンバーで、今実際に吉祥寺で映画を製作されている松江勇武さんの「テーマと着地点さえ決まれば作れる」という言葉を心に刻みました。

    東京の住民は住んでいるまちに無関心な人もたくさんいます。郊外の家には寝に帰るだけの人も多いでしょう。
    でも、「わがまち」意識をもって目を向けてみれば、やっぱりおもしろいよね!
    私がそう気づかされたのは子どもが生まれてからでした。

    だから小平にはどんどん愛着がわいてくるけれど、もっと根っこに近い部分にある西東京にもちょっと目を向けてみたいな。そんなことを思ったソーシャルキャピタルCAFE2でした。

    映画も作ってみたい!  


  • Posted by chieko at 14:23Comments(4)つながる

    玉川上水サミット9月に

    2012年02月14日

    9月29日、津田塾大学で「玉川上水サミット」が開かれるそうです。
    玉川上水の中流域にある7市区(小平、小金井、西東京、武蔵野、三鷹、立川、杉並)の首長らが集い、環境保全や利活用をテーマに話し合うもの。
    小平市市制施行50周年記念事業の一つで、新年度予算案に69万円。

    ちなみに「全日本花いっぱい小平大会」の予算案は2000万円。
    震災時に問題になった、防災行政無線の改修予算案1億1586万円。

    となっています。(東京新聞2月12日朝刊より)

    毎日新聞 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120211-00000003-mailo-l13  


  • Posted by chieko at 01:39Comments(2)玉川上水

    くぬぎ山の手入れ

    2012年02月12日

    昨日は所沢にあるくぬぎ山という広い雑木林の手入れに、ご近所の方に誘われて行ってきました。
    この林の保全活動をしているエコネットとみおかに妹さんが参加しているということで、毎年小平から何人かでおじゃましているそうです。
    今年は大人4人、子ども2人の計6人で行ってまいりました。

    まず最初に、落ち葉で心配な放射能を測定した結果、数値は高くなかったことの報告があり、安心して作業開始です。











    この林は農家のもので、昔から燃料としての薪をとったり落ち葉を堆肥にしたりしていたのですが、最近は手入れができなくなっていました。手入れをしていないと、ゴミを捨てられたりして荒れるので、エコネットさんが定期的に手入れを引き受け、その代わり森で遊ばせてもらうという関係ができたそうです。
    林の中に小さな舞台がしつらえられて、ここでコンサートを開くなど、自然の中で楽しい活動をしているようです。

    隣接して他のいくつかの農家の林もありますが、手入れをしていないところは鬱蒼としています。また、中には今も落ち葉堆肥を作り農業に利用しているという林もあり、昨日は生活クラブのボランティアグループがその林の手入れに来ているということでした。


     



    お昼にはおいしいとん汁やうどんをご馳走になりました。







    ここは広い面積の貴重な雑木林が残る場所ですが、10年ほど前には産廃施設が建ち並び、ダイオキシン問題で大変だったそうです。空気もかなり汚れていたとか。
    その問題に取り組んだ土と水と空気を守る会のメンバーも、このエコネットには多いのだそうです。


     

    10時ごろからスタートして14時半ごろまで、エコネットの皆さんと一緒に作業し、林の一部ですがすっきりきれいになりました。
    そして、畑でとれたにんじんと里芋までお土産にいただいてしまいました。いろいろとご馳走にもなり、幸せ気分でした。ありがとうございます!

    子どもたちも楽しかったらしく、「また来たい」と言っていました。うちの子も誘ったのに来てくれなかったのは残念。
    林の手入れなんて面白い?と思うかもしれませんが、何メートルもある蔓をどこまでもどこまでも引っ張ってみたりするのはとても面白かったです。

    ほどよい運動に心地よい疲れ。帰宅後のお風呂とリラックスが最高に気持ちよかったことは言うまでもありませんicon37  


  • Posted by chieko at 07:48Comments(2)雑木林・東京WOOD